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ガン細胞はもともと正常な細胞の遺伝子がなんらかの理由で傷ついた結果
生まれます。本来ならば遺伝子の傷ついた細胞はそのまま死んでしまうようにプログラムされているのですが、傷ついた部分によってはガン細胞になってしまうのです。
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ガン細胞は外から出される指令を受け取る部分がうまく働かなくなっています。これで一番困るのは、ガンを恐ろしい病気にしている理由の一つである「増殖」が止まらなくなることです。ガン細胞が増殖しなければ、ある程度大きくなっても手術で取り除いてしまえば怖い病気ではないのです。いくら「増殖をストップしろ」と命令してもそれがガン細胞の遺伝子に届かなければ、どんどん増えてしまいます。
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正常な細胞にはある時期にくると自然に自殺するようにできています。また、細胞内に異常が発生したときも同様です。これをアポトーシスと言います。しかし、ガン細胞は傷ついても、外から命令されても自殺するどころか増殖を止めないのです。正常な細胞は細胞分裂の回数が一定を超えるとアポトーシスが働くようになっているのですが、ガン細胞は寿命がありません。
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ガン細胞はたとえ自分の主である人体が死に直面
しようとも、増殖を止めません。それどころか、急速な増殖にはたくさんのエネルギーが必要なので、正常な細胞以上に栄養をむさぼり続けます。
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ガン細胞は絶え間ない増殖を続けるため、活動量
は正常細胞より格段に多いのです。すると、増殖活動のために必要な栄養が不足してくるので、自分だけに通
じる血管を近くの血管から作り出します。つまり、一番近所の血管から自分だけのパイプラインを作り、栄養を補給するのです。
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ガン細胞は増殖し、大きな塊になると、塊の中心部のガン細胞まできちんと栄養が行き渡らなくなります。しかし、栄養が来ないとなると、しばらくの間死なずにじっと耐える能力があるのです。正常細胞であったらすぐに死んでしまうところをガン細胞は栄養が届くまで生き長らえます。
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